2009年3月 アーカイブ

 魚の群れがあらゆる方向に回遊していながら、ある時いっせいに向きを変えるような、バランスのゆらぎと思いがけないその崩壊が、固定した中心を作らせない、ちがういいかたをすれば、たえず焦点を移動させている、そんな運動をおのずから作っている、そんな時代だ。
 
 「きっかけの音楽」高橋悠治著 みすず書房刊 より 

               わたしはさかなのむれ  わたしはさかなのむれ  わたしはさかなのむれ 

3度唱えて今日もがむばる

ほんとに今年は(も)いろんなことやってます   

あるチームに別のチームでの仕事も見てほしいのだけど それは無理な注文かなあ    
 その高揚感は、ピアノの演奏のためにステージにのぼる前以上だ。
いや、実ははるかにそれを凌駕する。

 自分の書いた音楽なのに、今その瞬間、自分がリアルタイムで関与してなくて、ただ人が奏でるそれを全身に浴びる時   わくわく どきどき 時にさーっ冷や汗   うむうむ ありゃま(絶句)  にんまり がっかり
実にいそがしい  ジェットコースターにのってるようだ 

覚さんは気軽に「賢ちゃんにしては時間かかったねえ」 などと言うが、この作品にかける(アレンジする)意気込みは特別だった。弦セクションのみのオケではあるが、私の心の中では木管も金管も響いてきて、その想像上の色彩感にぼーっとしてしまい、ペンがストップしてしまうこともしばしばだった。
  いつの日か3管のフルオケにするぞ!

「少年少女のための交響詩〜めざめる羽 はばたく四季」の初演が高岡であった。

前日入りしたマエストロ曽我を前にして 「ぼくのピアノで一回きいてみてもらえますか」
という私も図々しいが、黙って「イメージ」をきいてくれた曽我さんに感謝
私の感情のままに起伏する音につきあってくれた歌い手4人にも、もちろん 礼!
 その「ぼくのピアノ」ヴァージョンは私の気合いが空転したかのような、せっかちな、そしてテンポもでこぼこした演奏でマエストロを戸惑わせてしまったかもしれないのだが、打ち上げの席でぼそっと「あれでわかったよ」との一言   うれしかった

 もう一つ嬉しかったことは、コンサートマスターが荒井英治さんだったこと! その荒井さんが「コンマス荒井です サインください」と「クレーの天使」のCDを持って向こうから声をかけてくださったこと。そして「今日は楽しみにしてました」だって  ひえ〜おそれおおい  そして そのミュージシャンシップに    涙涙   
 天下の東フィルの百戦錬磨のトップコンマスだよ  しかもあのブログ東フィルブログ参照してください) でも明白な筋金入りの音楽バカ (最大限の敬意をこめて!) 同日にはオーチャードの定期があるのに  こっちに来てくれるだけでもうれしいのに  私の書いたソロをすばらしく自在に奏でて下さった   ああもう涙涙涙

 夢のような時間はあっという間にすぎて最後の和音に

 きっともっと書けるし 「書きなさい 君  わかりました ぼく」  
 
 そしてもっともっと再演してほしい

 心をこめて歌ってくれた吉野さん山本さん倉石さん竹内さん  ピアノの高田さん深く深くありがとう
マエストロ曽我  コンマス荒井さん  オケの皆様心から感謝いたします   もちろんご来場くださったお客様   ほれぼれするすばらしい詩を書いてくれた覚さん  この企画をくれた笹谷さん   手書き譜面を浄書してくれたF君  スコアを製本してくれた妻    あああ もう 誰かれかまわず感謝したいです    ありがとございました   

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関連URL : 竹内雅挙 (Baritone) blog "雨に歌えば♪"

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